
あるはずのない再会は、
一杯のコーヒーからはじまった。
就職にも、これからにもつまずいて、ひとり部屋にこもる昴。ある日、淹れたてのコーヒーの湯気の向こうに、見知らぬ女性・真宙が現れる。彼女の世界では、二人は恋人同士だったという。
けれど、この世界の昴に彼女の記憶はない。温もりが冷めれば、また消えてしまう真宙。多世界解釈——ありえたかもしれない無数の「私たち」が、同じ宇宙のどこかで、確かに息づいている。「同時に、存在してはいけなかった」二人が、ほんの一瞬だけ、同じ場所で世界を重ねる。
去年の七月、ひとつの世界で失われたもの。手放したはずの未来と、まだ言えなかった言葉。監督・市川稜が量子のゆらぎに託して描く、時空を越えたひと夏の恋と別れ——30分の、静かでたしかな愛のかたち。

同時に、
存在してはいけなかった。
脚本・キイダタオ、監督・市川稜による短編映画『エヴェレットの恋文』。国際映画祭4部門に選出され、いま日本での劇場公開・配信を迎えます。
Poster / © 2026 CURBON Inc.


国際映画祭 4部門ノミネート/選出。
2027年、劇場とご自宅で。
※ 公開時期・劇場・配信日程は変更となる場合があります。最新情報は公式SNSにてお知らせします。